私は4人姉妹の3番目。幼い頃から母に「あんたはお姉ちゃん達と似ていない」父からは「お前は
姉ちゃん達みたいに賢くない」といつも比べられて育ちました。

私は、父や母に「えらいね、頑張ったね、凄いね」なんて言葉を掛けてほしかったけれど、優秀で
素晴らしい姉達の前でそんな言葉が出てくることは一度もありませんでした。

幼いながら感受性が強かった私は”天真爛漫”でいつもニコニコ元気に外で遊ぶ子供を演じていま
した。姉達と同じ土俵じゃ、両親の目に止まることが無いのが寂しかったからなんです。

そうすると近所のおばさん達から可愛がられ、当時高価だったお菓子や果物をもらって食べている私
がまた、姉達とちがう様に母の目には映ったようでした。
「あんたはいつも人から可愛がられて、他の子と違う。誰に似たんだろう」

(両親にありのままの自分を受け止めて欲しかった私)
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幼い私は、その言葉が胸に刺さって、”姉たちと違う自分”を意識するようになりました。
ただ、両親に誉めてもらいたい一身で、姉達の真似をして本を読み、姉達と同じように目立たず
謙虚に、、そして姉達を超えることは出来なかったけど、勉強も頑張って、両親から認めて貰える
ようになりました。

大人になってもその癖が抜けず「いい子」に見られたくて「目立たず、主張せず謙虚に。。」と
今思えば本当の自分を出さないように気をつけていたようです。

ところが結婚して、子供を生んで、親から離れた生活をする中で「何でも出来る」と思っていた自分が
何も出来ない無力な存在に思えてならなくなりました。
私は、結婚しても自分の本音が出せず、いい子になることの出来ない自分を責め続け自分が大嫌いに
なってしまっていました。

”このままじゃ自分はだめになってしまう”そんな恐怖感から働きに出るようになりました。
そこでいろいろな出会いがあり、私の考え方も180度とまでは行かなくとも、110度くらい変わった
ように思います。

「俺は、みんなにいい顔をする人間が嫌いだ。そういう人間は自分のことしか考えとらん」ある日、社長が私にそういいました。そして、その言葉にハッとしたんです。

私はずっと自分のことだけ考えて、自分が傷つきたくないから良い子の振りをし続けていたこと
に。それからは、人間が変わったように、会社でも自分の意見をドンドン言うようになりました。

尊敬する社長の「会社を良くしたい」と心から思ったからです。

”嫌われてもいい。自分らしくいたい”そう思って憎まれ口も利くようになり始めたら、なぜか
周りに慕ってくれる人達が集まってくれるようになったんです。

そこから私の人生は随分かわったように思います。

嘘の自分を演じていた私は他人に”壁”を作っていたのでした。今の私はどんな方とお会いしても”ありのままの自分”で接することが出来るようになりました。

いい子ぶるのを辞めたときから、自分が解放されて自分を好きになることができました

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(イラストはおーたあきぽさんの作品です。)